サスケ真伝の発売までまだ間があるので、先に自来也の2冊を読むことにした。

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「NARUTO ド根性忍伝」
原作:岸本斉史
小説:東山彰良

『本当の平和とは何だ。決して諦めないド根性忍者、混沌の戦場を駆ける!その名は・・・。
ナルトを、長門を、ミナトを変えた、自来也が遺した自伝的小説。』


NARUTOの原作にも出てきた自来也が書いた小説のひとつ、「ド根性忍伝」。
それが小説となって発売されたのが本作。

内容はなんだかNARUTOの内容を踏襲したような話。
この作品の主人公もナルトといい、サクラやサスケに似たキャラも登場する。
そしてサスケに似たキャラが里を滅ぼそうとするところまでそっくり。

似たような話ではあるものの、やっぱり面白い。
ただ最後だけがちょっと納得いかないな。
ちゃんと最後どうなったのかまで描いてほしかった。
里は救われたんだと思うけど、ナルトの生死が分からない。
そこまできっちりと書いてくれたらもっと良い作品になったと思うのに。

テーマが意外と大きくて、国単位で滅びる滅びないの話で、
小国と大国の関係とかも出てくるし、考えさせられる部分も多い。

そうはいっても、確か原作の方のナルトはこの小説を読んで泣いたはずだけど、
そこまでの要素はない気がするんだよね。