今でこそかなり人気が出てきてアニメ化までされている漫画なんだけど、
俺は連載が開始した頃から読んでいて、これから絶対に面白くなる作品として注目していた。

それが小説化したことは知っていたけど、まだ読んだことがなかった。

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「東京喰種 [日々]」
原作:石田スイ
小説:十和田シン

『"喰種"が集まる喫茶「あんていく」には、今日も様々な葛藤と事件が集う。
店長・芳村が察した"不審人物"の影。それは、狩る存在と、狩られる存在、
決して交わらない2つの種族の間に、どんな闇を落とすのか。』


短編集となっていて6つの話が収録されている。

[聖書]:永近英良が主人公の話
[弁当]:霧嶋董香と小坂依子の話
[写真]:月山習と堀ちえの話
[上京]:桃池育馬という"喰種"が主人公の話
[枝折]:笛口雛実が主人公の話
[吉田]:吉田カズオという"喰種"が主人公の話

どれも面白いけど、個人的には[弁当]が一番好きかな。
トーカちゃんと依子の仲が険悪になってしまうんだけど、トーカちゃんの不器用さが好き。

月山と堀ちえの出会いもなかなか面白い。
漫画で「愛玩動物」と言っているけど、そうなるまでの経過がちゃんと描かれている。

で、ヒデはやっぱりだいぶ前から金木のことを"喰種"であると感じていたんだな。

そして面白いのは、どれも別の話なのに後半の話になっていくにつれて
全ての話がほぼ同時進行で進んでいたことが分かる。
このあたりは書き手の描き方が上手いと思うよ。

この小説版は他にも2冊刊行されているので、それも読まなくちゃね。