会社の映画好きの同期3人で、同好会を結成した。
その名も、

「クソ映画同好会」

活動主旨は名前の通り、クソ映画と思われる作品の観賞。
目的は、そんなクソ映画だと思って観てみたら、予想外に面白い作品に出会うこと。
要するに、「クソだろうと思ってたけど、この映画最高!」という感動を味わいたい。

で、その第一回目の記念作品に選ばれたのがコレ。

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 「燃えよ!じじいドラゴン 龍虎激闘」
監督:デレク・クォック
出演:ブルース・リャン、チェン・クァンタイ、テディ・ロビン

「辺境の村に派遣された不動産会社社員のチョンは、2人の武術家ソンとセンが営む寂れた喫茶店を訪れる。そこは、かつて彼らの師匠ローが指導する武術学校で、当のローは30年間昏睡状態だった。
しかし、ひょんなことから覚醒。ところが30年の経過に気付かないローはチョンを自分の生徒と勘違いし、チョンはローの特訓で武術大会出場を目指すはめになる。」


タイトルとポスターを見る限りはクソ映画感が満載。
「燃えよ!ドラゴン」自体を見たことがないから想像なんだけど、
おそらくオープニングをパクっているんだと思う。
そんな雰囲気が醸し出されているんだけど、これがまた観終わってみると全然パクリ映画じゃない。

それどころか全然ギャグ路線って感じじゃなくて、わりとしっかりとした作品。
これはタイトルの付け方が完全におかしい。
いかにもパクリました的なタイトルではなくて、もっと別のタイトルを付けてほしかったね。

じじい達のカンフー映画だから、ある意味正しくはあるんだけど、
この映画への正当な評価としては不適切だと思う。
まぁ監督がもともとそうゆう意向ならいいんだろうけども。

ヤフー映画の評価を見てみたら、まさかの高評価なのにはビックリだね。
クソ映画感満載の気持ちで見ると、良い意味で期待を裏切ってくれて、なかなか面白いと思う。
正直なところ、単館映画として納めてしまうのはもったいないくらいの出来はあるかと。

とりあえず、このクソ映画同好会は初回から結構良い作品を引いたね!